編入試験 体験記 Vol.5

こんにちは、ぶんすけです。

 

前回、リベンジだった編入試験に失敗し、浪人することになった経緯を書きました。

編入試験 体験記 Vol.4 - ぶんすけの日記

今回で編入体験記は最後にしようと思います。

 

さて、編入試験の予備校というと関東圏では東京に一つしかないと思います。

高円寺の某編入予備校なのですが、そこに1年間(編入試験まで約半年お世話になりました)通うことになりました。

と言っても、今まで経済学の勉強をずっとしてきて、問われたものに対してどのように論述したら良いかをある程度理解していたので、頻繁に利用したのは面接の練習と過去問の対策でした。

 

普通、編入試験は半年ほどの超集中型短期決戦で決まります。私のようなケースは本当に稀だと思います。

 

そこは、編入の予備校というだけあって、過去の受験生たちが面接でどのようなことを聞かれたか、どのように対策していたか、さらに持ち帰り不可の試験問題を記憶を辿って作成したものなど、編入試験に関してたくさんの情報がありました。

また、講師陣も編入試験の知識と蓄積がある人たちで、試験に受かるための的確な指導をしていただきました。

 

ただ、自分が今まで行っていた勉強法も間違ってはいませんでした。新聞を読むことや英語の勉強も継続しました。

テーマに対して討論する仲間はいなくなってしまったので、そこは孤独でした。

予備校でもいつも顔を合わせる人はいましたが、友達は一人もできませんでした。

 

編入試験2年目は、私立の大学、国立の大学をバランス良く受けていきました。

詳しい大学名などは伏せさせていただきます。

そして、10月末頃に某地方国立大学に受かった時点で編入試験を終了しました。

 

その大学を選んだ理由には、地方に根ざした大学で、自分が興味を持っていた地域経済と交通という分野で研究している教授がいたことが大きかったです。

現在、その教授の元で学んでいます。

 

 

また、就活を終えて言えることですが、編入試験を受けた経験は、就活においてすごく武器になります。(伝え方は大事です。)

大学に入ると、いろいろな経験(留学、バイト、サークル、学祭など)をしている学生さんが多いです。彼らはそれぞれ、それなりにガクチカと言えるものを用意してきます。その期間に勉強をしていた、そして結果を出したという経験は、いわゆるガクチカが強いと言われる学生さんと同じくらい価値があります。

周囲が普通に大学に通う中、自分で道を選んで人と変わったことをしたという経験が、企業の人から興味を持ってもらえるポイントなのだ思います。

 

就活に関しては、またブログで書いていくかもしれません。

絶対書くとは言ってません。笑

 

以上で編入体験記は終了します。

どなたかの励みになれていれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

編入試験 体験記 Vol.4

こんにちは、ぶんすけです。

 

前回の記事で、編入試験の対策としてどんなことをしていたかを大まかに書きました。

編入試験 体験記 Vol.3 - ぶんすけの日記

 

今回は編入試験を受けて、その後です。

専門学校で編入に期待を抱いて勉強をしてきた私でしたが、結論から言うと、一度編入試験に失敗しています。

 

今までの記事で成功体験のように書いていましたが、またもや大学から拒まれます。

大学受験では、楽天家が災いして失敗したということを書いたのですが、ここでもそれが発動しました。

同じ失敗を繰り返すとは我ながら非常に恥ずかしく思います。

 

 

ここで、編入試験について少し触れておきます。

編入試験では、世間的な「偏差値」の高い低いは良くも悪くもあまり関係ありません。

大学2年終了レベルの教養と専門分野の知識が身についていること、そして編入先の大学で研究させられると判断されることが重要です。

大学入学時に5教科7科目で受験する国立大学も、3教科や2教科で受験できる私立大学も、編入試験においては同じ受験科目で受けられることが多いです。

そして、編入試験の大きな特徴、メリットに国立大学を併願して受けられるというものがあります。これは編入試験で上位校を目指す人にとっては最大のメリットと言えると思います。

 

 

私は、志望校を決めるというタイミングで、あろうことか国立大学2校だけにしてしまいました。

英語もそこそこ(この時TOEIC最高770)、専門分野の過去問もそこそこ解けていたことで、変に自信を持ってしまったのだと反省しています。

 

編入試験は一般試験とは違うので、滑り止めというものはあまり期待できません。

もちろん試験の形態によって受かりやすいというものもあるのですが、それは世間がいう大学の難易度評価とは異なります。

一般受験の時では滑り止めといえそうな大学でも、基準のレベルに達しているか、教授と合うかどうか、学部・ゼミでその研究ができるのかというところを見られるので、一概に受かりやすいという基準を持てないためです。

先程、偏差値があまり関係ないと言ったのはこのことです。

 

だからこそ、受験料が許すのならばより多く受けた方が良いのですが、私は2校のみで勝負してしまいました。この時受けたのは東北大学(11月頃受験)と滋賀大学(9月頃受験)でした。

東北大学は、経済学、経済数学、TOEICで受験しました。滋賀大学TOEIC口述試験(面接)だけでした。

 

特に東北大学は合否発表がすぐなのですが、滋賀大学は1月末ごろに結果がわかります。

この間、新たに受験することもせず、1月末ごろ滋賀大学も不合格だったことを知りました。

この時期には編入試験を実施している大学はほとんど残っていませんでした。この頃残っていて専門士資格で受けられたのは、筑波大学静岡大学などだったでしょうか、プレゼンの試験科目があり、全く対策していなかったこともあり、諦めました。

 

大学編入試験は秋から冬(9月〜11月)がピークです。もっと受けておけば…と今更しても仕方ない後悔をしていました。

資格によっては、受けられる幅は広がります。短大・高専・専門学校・大学でそれぞれ取れる受験資格が違うので自分の資格で受けられるところを調べてみてください。

 

受験に再度失敗し、この時、私の胸にあったのは自分が悔しいという気持ちよりも、両親に申し訳ないという気持ちでした。どん底にいた私に、専門学校に行く機会を与えてくれて応援してくれた両親の気持ちにまたしても応えることができなかったという思いがとても強かったです。

専門学校卒業後は、両親に頼らず自分の力で生きていかなければいけないと思っていたので、就職も考えていました。

 

ただ、専門学校の友人達や先生方、そして両親の支えがあって、もう一年だけチャンスをもらうことにしました。

そして、浪人をするのに、某編入予備校で勉強を続けていくことになります。

ここから孤独な戦いのはじまりです。

 

今日はここまでです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

編入試験 体験記 Vol.3

こんにちは、ぶんすけです。

 

前回の記事では、編入を目指して入学した専門学校で影響しあえる仲間との出逢いを投稿しました。

今回は私がどのように試験対策をしていたかを綴りたいと思います。

 

さて、TOEICを中心に英語の勉強を続けていた一年生前期でしたが、後期からは徐々に編入試験の対策も進め始めました。

 

編入試験では、自分が勉強してみたいことを明確にすることが重要です。編入試験は3年生から入ることが多いので、教養科目を終えて「さあ何を研究したいか」というのを問われるためです。

つまり、試験の面接では研究テーマを問われます。

それも何を、どうやって研究・調査するつもりなのかを具体的に答えなければなりません。

私はここで苦労しました。

 

もちろん、もともと興味がある分野があれば、その中からさらに突き詰めたいもの、自分が研究したいものを専門書などを漁って探していけるといいと思います。

それが全くない人は、まずは新書を読んでみる、というのがおすすめです。タイトルや目次を読んでみて興味を引いた新書を読むと意外とハマったりします。

普段本を全く読まないという方、私も高校まで本を読む習慣は全くなかったので大丈夫です。

 

ちなみに、、、

本って買ったら一言一句読まないといけないと思っていますか?

私は本を全く読まなかった時はそう思ってました、順番に読まなきゃいけないし、線やマーカーも引かない方が良いな…とか。

確かに文庫本みたいにストーリーを順番に追うものはそうかもしれませんが、新書などは面白そうな章だけ読んだり、共感できるとか大事だと思うところには線や折り目をつけたり、読んでみて面白くないなって思ったら読むのをやめてもいいと今は思っています。

自分で買った本だし、綺麗に使おうと思わなくていいよねって思います。

 

話を戻そう!(ぺこぱ風)

特にやりたいことはなかった私が興味を持ったのは経済系の分野でした。

私自身、旅行が好きで日本各地を訪れていたことや、外国人観光客が増加傾向にあったことで、インバウンドが地域にもたらす経済効果というものに興味を持ったので、そこから研究テーマを決めていきました。

大学生らしい研究テーマでないといけない、オリジナル性がないと面白いと思ってもらえない、と悩んでいましたが、入り口はなんでもいいです。

友達にはバイクが好きでそれを研究テーマにしている人もいました。

そんなこと知りたいの?と思うような内容でも教授を納得させれば問題ありません。

 

また、本を読むと同時に、社会時事に関心を持つことも重要です。

今関心のあるニュースは何?とか就活みたいな質問をされることもあるみたいです。

新聞などを読んで、自分なりの見解、解釈を持つことは大事です。それが正解かどうかは誰にもわからないし、判断できるものではないですが、考えを持つことが重要なのです。

 

私は友人達と一つの話題に対して、どんなことが問題か、どうしたらいいと思うか、という議論を時事問題対策として行っていました。

このとき、重要だと思うのが、一つの意見や情報に左右されないことです。

最近多いネットニュースを鵜呑みにすることは少しばかり安直な気がします。

その問題に対してよく知らない人ほど一方的で強い意見を大きな声でぶつける傾向にあります。

事実と意見を分けて物事を多面的に捉えることの大切さは、友人との議論の練習からも学びました。

 

 

こうして、社会時事や専門の勉強を深めていきました。

また、私の専門学校にはそれぞれの専門分野で編入試験を指導してくれる先生がいたので、そこに通って、学習のアドバイスや過去問題の添削をしてもらっていました。

 

まとめ、編入対策で行ったこと

・新書や専門書を読んで、学びたい分野(研究テーマ)を絞る

・新聞を読んで、友人と議論し、時事対策

・専門の先生と過去問演習

・日々の英語の勉強

 

続きは次回!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

編入試験 体験記 Vol.2

こんにちは、ぶんすけです。

 

前回の記事で、私が編入試験を受けることを決意し、専門学校に入学するに至った経緯を投稿しました。

今回はその続きです!

 

さて、本日は専門学校に入学してからの日々についてお話ししていきたいと思います。

私が入学した専門学校は語学系専門学校でした。

編入試験を支援している語学系の専門学校というと、かなり絞られては来るのですが…笑

 

専門学校に入ってまず受けたのがTOEICでした。

 

編入試験について詳しい方は、ご存知かと思いますが、編入試験で問われるのはほとんどが英語と専門分野です。

その中でもTOEICはスコアをそのまま出せるところも多く、語学系の専門生としては、強みにできるポイントでもあります。

 

英語は大学受験の際、しっかり勉強していたので自信があったのですが、5月に受けた初めてのTOEICは435点でした。

それが悔しくて、毎日の通学時間や、休み時間、放課後は学校の図書館、自習室が閉館するまで居残り勉強していました。

 

その甲斐あってか、6月には630点までスコアを上げることができました。

模試を多く解いていたので形式に慣れたというのも大きいと思います。

 

編入試験という目標を持っていた私は、その専門学校で、同じく志の高いたくさんの仲間達に出逢いました。

同じような境遇で、編入試験を通じてリベンジをしたいと思っている人や、海外に移住したくて外国語を極めたいと考えている人、社会人を経験して外国語を勉強し直したいと考えている人など、本当に様々な人たちがいました。

 

先生方にも、TOEICオタクの講師の方や、とてもフレンドリーな外国人教師などとの出逢いもあり、学校生活は充実していました。

特に、日本語がわからない外国人の先生からの全編英語授業は、日本にいながら留学したような気持ちでした。

この授業のおかげで外国人と臆せずコミュニケーションをとる自信がつきました。

 

 

そんなこんなで仲間達や、先生方に出逢えたことで、価値観は大きく変わりました。

いつの間にか、高校卒業時に浪人が嫌だと思っていたことも、小さな悩みだったと思えるようになっていました。

 

やはり私は単純な人間なので、周りに影響されやすいところがありました。

意識の高い仲間達と一緒にいたことで、自分も頑張らないと!という気持ちになり、毎日の居残り勉強習慣も続けていくことができました。

 

 

この周りの環境というのは私が日々の勉強を頑張れた大きな要因です。

今でも彼ら彼女らとは、たまに会っては刺激をもらえるいい関係です。

最近はコロナでご無沙汰していますが…

 

飛び込んだ環境でどんな人と付き合うかというのはすごく大事だと思っています。

 

本日はここまでにします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

編入試験 体験記 Vol.1

はじめまして、ぶんすけです。

ブログを始めました。

 

秋ですね。こんな季節は編入試験に奔走していた日々を思い出します。

私は高校時代、部活動に明け暮れて勉強をおろそかにし、大学受験で全敗した人間です。

まさに人生のどん底にいるような感覚でした。

 

そんなわたしがどう立ち直ったのか、そんなことを綴っていきたいと思います。

 

 

編入試験てなーに?って思っている方もいらっしゃるでしょうか。

編入試験は、ざっくりいうと大学に途中(2年生や3年生)から入学する制度です。

 

大学入試に失敗してどん底だった私にとっては、大学受験のリベンジマッチが用意されてるんだ〜…という感覚でした。

実際、リベンジマッチです!

 

私は、昔から楽天家な一面がありまして、大学受験なんとかなると思っていました。

部活ばかりで3年間全く勉強せず、学年の最下位常連だったのに…です。

 

まあ、落ちますよね。大学受験そんなに甘くないです。

みんな必死に勉強している中、遊んでいたのですから、そのツケが回ってきたわけです。

 

当時の私は"浪人"というのがなぜかとても嫌で、社会に取り残されるような感覚でした。

今後できる友達もみんな一個下になってしまう〜みたいに思ってました。笑

 

高校が進学校で周りが優秀だったこともあってか、いわゆるMARCHなどの上位校ばかり受けていて、当時の私の受験には戦略も何もありませんでした。

ビリギャルに影響されて、模試の判定を全く気にしていませんでした。

模試の評価って当たり前ですが結構当たってますよね。汗

 

そして、全部落ちてボロボロになりながらなんとか受けられる大学はないのかと探していました。2月ごろだったと思います。

そんな日々を送っていると、母がある外国語の専門学校を見つけてきました。

 

まずは説明会に行ってみよう!ということで、足を運んでみました。

単純な私は、説明会で編入試験で大学受験のリベンジが狙えることや、普通の大学生は遊んでいる2年間に外国語の勉強をしっかりとできる!という話から、ここで頑張ろうと思ったのでした。

もちろん大学生しっかり勉強している人もたくさんいますが、当時の私の大学生に対するイメージです。笑

 

そして3月末まで試験を実施していたその専門学校の入試を受けることになりました。

試験内容は、英語の基本的な文法や長文読解の問題と、集団面接だったと思います。国語もあったかな。記憶が曖昧です…

 

数日後、初めての合格通知をもらい、涙が出ました。

もしかしたら専門学校もダメなんじゃないかと思っていました。この時は、もうどこにも受からないと思うくらいメンタルやられてました。

 

こうしてその専門学校に入学することになるのですが、続きはまた次回にします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。